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パワーストーンショップ スピリチュアルストーン
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    スピリチュアルストーン 明子

    私は、「輝石(きせき)」と呼ばれる石たちに惹かれています。
    輝石とは、その名の通り、輝く石、もっと厳密に言うと研磨を必要とせずに、自ら輝く石のことです。
    石の組成や、結晶の構造などにその理由があります。
    代表的な輝石では、クンツァイトなどがあるでしょう。クンツァイトは和名を「リチア輝石」といい、研磨したものは素晴らしい輝きですが、原石の状態でもたいへんな輝きを放ちます。


    また「半輝石(はんきせき)」と呼ばれる代表的な石には翡翠(ひすい)があります。
    私は翡翠に対して「地味な石」という印象を持っていましたが、店内で多くの原石や、磨いた翡翠を実際に手に取って見る機会があり、その時にとても感動したものです。翡翠は地味な石などではなく(笑)
    内側から静かに光り輝いている石なのです。
    もっとも、「何が違うからこんなにきれいなのか?」という謎が、実は輝石だったから、という形で解明するまでには、けっこう時間がかかりました。

    残念ながら、翡翠のこの「輝き」は、写真やテレビ映像ではなかなか伝わってきません。実際に手に取り、見つめて初めてわかるという要素がとても強いのです。だから、翡翠を手に取って見る機会があったら、とてもラッキーです!見つめるほどに、中国を始め、世界中で愛されている理由がしみじみとわかります。


    鉱物的には「輝石」とはついていないものの、「自ら輝く石」の筆頭として、やはりダイアモンドが挙げられます。
    この仕事をしていると、幸運にも大きめのダイアモンドの原石に出会えることがごくまれにあります。あくまでも見本として、なのですが…。
    原石のダイアモンドはまるで合わせ鏡のように光が奥の奥まで積み重なり、しかも「ギュッ」とした大変な密度を感じさせます。光を束ねて塊にしたような強さが、この石にはあるのです。
    「あの人はダイアモンドの原石のようだ」という表現がありますよね。素晴らしい潜在能力を秘めている人、というような意味合いですが、実際のダイアモンドの原石はむしろ、秘めようがない輝きに溢れているのではないかという気がします。

    ダイアモンドが登場すると、ジルコンも忘れるわけにはいきません。
    ジルコンは、ダイアモンドと組成が全く違うにもかかわらず、その輝きや、多くの色があるところなど、まるでダイアモンドの身内のような石です。原石の様子もダイアモンドのそれと似ていますし、実際、ダイアモンドのかわりに使用されることなどもあったようです。

    けれど、私が思うに、実はジルコンという石は、あまりよく知られていない存在なのではないでしょうか。別の似たような名前の石と混同されやすい部分もあるようで、私もつい最近まではこの石の正しい組成を知りませんでしたが、主な成分はジルコニウムというチタン族元素と、珪素(けいそ)です。 むしろ、成分的にはやや水晶などに近い仲間といえます。
    昔、何かの本に「ジルコンとは、水晶の純粋さにダイアモンドの輝きを兼ね備え…」などといったようなほめ言葉が書かれており、この石の成分や性格を考えると、かなり当たっているような、不思議な気分です。また、ジルコンは岩石の年代を測定するのにも使われています。

    磨かなくとも内側から光り輝いている石たちを見ると、人が生きている状態、というのは本来こういうものなのではないかと感じる時があります。
    もちろん、地味な感じの(笑)原石が研磨によって、見違えるような美しい姿で登場する時にも、強い感動を覚えます!石って、何だか人に似ていますよね…。

    2007/10/16


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