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1.基地を編んで乾燥させます。
綿や麻(ヘンプ)等を織り交ぜた特注の縄で基地を編みます。基地は接着剤が完全に乾くまで10日程乾燥させます。完全に乾かないと、漆が塗れません。麻は、日本文化と大変なじみの深い植物であり、日本の古神道文化においては、「依り代(よりしろ)」といわれ、神々が寄ってくるところとしての波動調整としての意味があるそうです。

基地を編む
2.下塗りをします。
下地となる漆を塗り、室(むろ)で乾かし、その後再び漆を塗ります。これを3回~4回程繰り返し、漆を重ね塗ります。丈夫な漆を作るための基礎工事のようなものです。
室(むろ)とは?
室とは漆器を乾燥させるための部屋です。漆は乾燥させては乾きません。適度な湿度と温度がなければ乾かないのです。そのため、室では水を拭いて湿度を保ち、温度も常時20度~21度にします。季節や天候等により、毎日条件が変わります。特に梅雨時は湿度が高くなりがちで、気を付けないと漆がすぐに乾いてしまい、生地が縮んでしまう等の不具合が生じます。また、乾き損ねると一ヶ月経っても乾きません。室の管理は特に神経を使います。職人の長年の感と経験が必要なんですね。 |

漆器を乾かす室
3.錆砥ぎをします。
錆砥ぎ(さびとぎ)とは漆を塗る前に行う下地調整のことで、水を使用し荒めの水ペーパーで研ぎます。仕上がりの手触りを調節します。

水ペーパーで研ぐ
4.乾かします。
乾くまで寝かせます。

5.赤漆で着色します。
縄の目を生かすために赤漆で着色をします。また商品によってはこの段階で木粉や地の粉、赤漆を乾かした粉などを付けます。赤漆の砥ぎは行いません。
6.室で3日~5日程寝かせます。
完全に赤漆が乾くまで寝かせます。
7.漆を塗ります。
生漆を刷毛(はけ)で塗ります。

8.漆を拭き取ります。
生漆に含まれている埃等の不要物を拭き取ります。拭漆技法と呼ばれ、漆を拭き取り、また塗ることで基地に漆を染み込ませます。

9.室で寝かせます。
塗った漆が完全に乾くまで寝かせます。
10.研ぎます。
手触りがよくなるよう水ペーパーで研ぎます。

11.乾燥させます。
乾くまで寝かせます。
12.上記の7~11の工程を15回~20回繰り返します。
この繰り返しが、割れない、漆が剥げない丈夫な縄文漆器にさせます。また、砥ぐ際の水ペーパーは徐々に目の荒いものから目の細かいものに変え、手触りをよくしていきます。
13.完成!
長年の感と経験で仕上がりを決めます。ここまで商品により1ヶ月~2ヶ月掛かります。

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