縄文漆器とは?
漆器は長野県木曽地方の代表的な伝統工芸です。木曽の大自然を利用して作られる木曽漆器は長年多くの方々に愛されています。縄を組んで作られる縄文漆器は木曽漆器の発展の中で故・小泉満氏によって生み出されました。現在は漆器作家の故・小泉満氏の意思を引き継ぎ長野県木曽村の新田寿美子さん、尚さん親子で製作されてます。
縄というものは昔は農業や漁業など様々な用途に活用されてきましたが、近年ではそれに変わる技術が使われており縄の価値が薄くなってきています。縄文漆器は縄の価値を生かし、縄と漆と土を結合させ木曽の自然の中で生み出され、ニューヨークでの個展を行った後に発表された漆器です。ニューヨークメトロポリタン美術館にも寄贈されているそうです。
縄文漆器は、綿や麻などの縄を巻いて造形し、漆で塗り固めたものです。縄に漆を染み込ませ、塗りと砥ぎを何度も繰り返し、落としても割れない大変丈夫な漆器です。
見た目には縄の模様が美しく素朴な味わいと暖かさがあり人々の心を癒してくれます。漆には浄化作用があり、自然の純粋な波動を持っています。漆は日々呼吸しており、日々色合いが変化してくることからも分かるでしょう。また、縄をスパイラル状に巻いて作られるため、ヴォルテックスエネルギー(渦巻き・スパイラルエネルギー)を象徴し大自然・宇宙のエネルギーと共鳴しやすい構造になっております。
通常の漆器は、生地師・下地師・砥ぎ師・塗り師・加飾師と、5工程をそれぞれの職人が分業して完成させますが、縄文漆器は全ての工程を1人で受け持つので、個性的な作品が仕上がります。
日々、縄をつみ、漆を塗り、砥ぎ、また漆を塗るという一ヶ月の反復作業が、丈夫で塗りが剥げることのない新しいスタイルの漆器「縄文漆器」を作り出します。
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